八重歯の治療例
- リスク・注意点
- ・治療後に保定装置を使用しないと、後戻りするリスクがある
・計画どおりに歯が移動しない場合があり、治療期間が長くなることがある - 治療の概要
- 20代の女性です。下顎前歯のでこぼこ、出っ歯を気にされて来院されました。分析の結果、上下左右2本ずつ抜歯して、前歯を下げ口元の突出感を改善する方法を検討しました。しかし、レントゲン写真から歯の間の骨が硬くなっていて歯が動きずらい可能性がある場所があったため、予定通りの上下左右2本ずつの抜歯でなく、上の前歯が出ていることに関しては上下の前歯の歯の形を小さく修正するディスキング (IPR)により、歯を抜かずに治療を行うこととしました。
上下の左右2本ずつを抜いて治療を行う場合、治療期間は平均的に2年から2年半位かかります。抜歯を行う治療法だと歯のでこぼこ自体は早く整いますが、その後抜歯した隙間を閉じるに2年以上かかってしまいます。今回は歯を抜かず上下前歯のディスキングを用いて治療を行ったため、治療期間は約1年位と治療期間を短縮して終了することができました。